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個展・假屋崎伸吾の世界
目黒雅叙園は、目黒区にある結婚式場・ホテル・レストランなどの総合施設です。 創業者の細川力三蔵が、入手した土地と建物を改造して、昭和6年に「目黒雅叙園」と名付けた料亭を開業しました。 目黒雅叙園は日本国内最初の総合結婚式場でもありました。 目黒雅叙園の絢爛たる装飾を施された園内の様子は「昭和の竜宮城」とも呼ばれましたが、それが「百段階段」です。
「百段階段」とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたり、昭和10年に建てられた目黒雅叙園で現存する唯一の木造建築です。 食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用しています。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
目黒雅叙園中庭 拡大写真はこちらです
目黒雅叙園中庭
「昭和の竜宮城」と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 平成21年3月に、東京都の有形文化財に指定されました。
目黒雅叙園
この百段階段で、10月1日から10月26日の間、個展「假屋崎省吾の世界」が開催されていました。 今回は、目黒雅叙園で同窓会を開催するということで、「假屋崎省吾の世界」を無料で見学することができました。 「假屋崎省吾の世界」を見たいと、わざわざチケットを購入して来られた方もおられました。
目黒雅叙園は結婚式場ということもあり、広い建物内は見事に装飾されています。 この装飾は季節ごとに入れ替えが行われ、ちょうど秋の装飾が行われていました。 また、奥の方にあるトイレも見応えがあります。
第2日目は、食事からオプションツアーの出発までに時間があったことから、中庭などを見学している方もいました。
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