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金比羅歌舞伎 Q太郎 (H23.4.12)


琴平駅



満開の桜

今や四国の春の風物詩となった「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は1985年に始まり今年27回目を迎えました。

3月11日以降すっかり落ち込んで毎日TVを見ては泣いていたQ太郎でしたが、得がたいチケットを小姑のために用意してくれた義弟の手前渋々出かけました。

JR琴平駅です。駅前から賑やかに幟がはためいていました。


駅から金比羅さんの参道上り口まで15分ほど、ここで客待ちをしていた駕篭やのおにいさんはQを見て目を逸らしたような気がする。気のせいかな?

駕篭にも乗らず、参道にも入らず、左手を少し登ると「金丸座」です。

この小屋は天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋ですって。

現在の姿にまで修復されたのは2005年です。


のぼり



金丸座



色とりどりの幟

本日の演目は

鈴が森 藤娘 鯉つかみ

歌舞伎見物は久しぶりです。沢山見たわけではないけれど、金丸座でのお芝居は歌舞伎座で見るよりも、国立劇場で見るよりも面白くて楽しいです。

狭い小屋はまるで全席特等席、役者の息遣いまで聞こえます。

難点は狭い小屋に目一杯詰め込んでいますから、3時間殆ど正座、身動きもできません。
「変形性膝関節症」の人には向きません。

「鯉つかみ」では立ち回りや早替わり、宙乗りまであって歌舞伎の楽しさ満杯、市川染五郎さんが熱演していました。

「高麗屋〜っ!}と声を掛けたかったですね。ようせんけど。


高知の桜はとっくに終わったのに、讃岐路は満開でした。

琴平の商店街にある「へんこつ屋」

40年ほど前に少しの間お隣の善通寺に住んでいました。そのときから大ファンの「へんこつまんじゅう」はここにしかありません。

東大出身のご亭主がへんこつでとても美味しいお饅頭なのに、Kioskにもデパ地下にも出さないのだそうです。


金丸座の内部



へんこつ屋


お芝居は面白かったし、お饅頭も買ったし、今日は「かくありて許さるべきか・・・」なんて思うのは止めようと思ったのでした。


        Q太郎


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